患者の声

悲しいニュースです。2010年4月に入院していた時に、病院で知り合いになった女性に本日12月6日定期検診の為病院の待合室で出会い、車椅子に乗っている姿を見ていたたまれない気持ちになりました。

 

彼女は5年程前に「腸の手術」を受けその後crpsを発病したらしくscs手術を受けたの去年

すでに全身に転移していたとの事。腹部の痛みが酷く固形物を食べられない、点滴で栄養を取ることしか出来ない為、体重は32kg自力で歩く力が出ない、「早く死にたい」

 

4月の時点では、私を支えてくれる元気があり、退院したらランチの約束をしていた・・・・・

 

彼女は、発病しただろうと思われる手術をした事に対して苦言を言わない。

今楽になれば良い、そう思っている。

 

「私の事を広めて、自殺する勇気が無いから耐えている生きていても痛いだけ」

治療が遅れて手の施しようがない彼女に何も言う事が出来ず、ただ聞いていた。

 

 

 

 

 

 

 

『メディカル朝日』 2010年11月号掲載
『メディカル朝日』 2010年11月号掲載

Media

2010年 12/3 朝日新聞夕刊掲載
2010年 12/3 朝日新聞夕刊掲載