本日は前回紹介した横井貞彦さんの診察に御同行させて頂き、愛知県弥富市にある海南病院へ出向いてきました。海南病院は棚澤医師が最も長く勤務されている病院であり、日本でCRPSを治療できる数少ない病院です。毎週金曜の午後と第一土曜の午前、先生はこの病院でそれぞれ50人近い患者さんの診察をされています。悪天候にも関わらず、この日も院内は横井さん同様、先生に診察を求める患者さんで溢れていました。予定時刻より大幅に遅れ、横井さんの診察が始まり、様々な検査がなされましたが、難治性疼痛の疑いが強いようです。先生も明言こそされなかったものの、横井さんに処方箋として出されたお薬の中には、難治性疼痛に効くと言われているガバペンも含まれていました。改めて難治性疼痛の疑いが強いと知った横井さんの表情は、いつもの元気なそれとはかけ離れており、苦悶に満ちたものに感じました。